カレイヘッドライン

カレイヘッドライン|カレイ最前線

<< 宮城県の釣り船が追加されました。 | 2008 ダイワカレイ船釣り大会 結果   2008.5.17(土)実施 >>

1枚1枚を味わう喜び。カレイ釣りと操作性の密接な関係

トリガーカレイスポルザ

思い通りに小突き、狙い通りにアワセが決まった瞬間。その心地よさをたっぷりと味わうために、カレイタックルには高い操作性が求められる。新開発のアクティブダブルトリガーを装備し、操作性に優れた軽量ロッド「A-トリガー」シリーズのカレイ専用モデルと、ホワイトカラーが目を引く小型両軸リール「スポルザ」を使い、仙台湾大型魚礁沖で大塚プロが実釣インプレ。昨今の攻めのカレイ釣りにおいて中核をなす「操作性」というキーワードから導き出されたひとつの答えが、ここにある。

仙台湾のカレイ釣り場は、「大型魚礁」と呼ばれる人工魚礁帯周辺からはるか沖へ続く広大な砂礫帯である。釣り場名は「大型魚礁沖」。地元で「大型」や「魚礁」と呼ばれるこの一帯はマガレイの魚影がすこぶる濃く、ハイシーズンには束釣りでも竿頭になれないほど、数が釣れる。

昨今はどのカレイ釣り場でも、オモリで底を小突いてカレイを寄せる、というスタイルがカレイ釣りのセオリーとなりつつあるが、こういった「攻めのカレイ釣り」スタイルは仙台湾で発展、定着し、各地に広がったと言われる。小突き、寄せ、掛ける、という動作を入れることで、ここのカレイ釣りはかなり忙しく、釣り人を飽きさせない。数が釣れるために競技性が高く、勝負に関わる運の要素が少ない、という点とともに絶大な人気を誇る所以だ。

仕掛けは通常、片テンビン方式の3本バリを使う。水深は40m前後から60mほど。巻き上げと再投入には結構な時間がかかり、まれに1枚ずつ釣る方が効率のよい状況もあるものの、1度の投入で2枚、3枚の多点掛けを狙う方が効率はいい。「だからタックルには感度と操作性が不可欠。高感度のロッドで掛かったハリを見抜いて、操作性の高いタックルでそれに合った誘いを演出してあげないとダブル、トリプルを狙えないからね。3本のハリに順序よく掛けないとトリプルは作れないよ」とは仙台湾のカレイ釣りにおいて、いわゆる「ダブル狙い」を早くから提唱してきた大塚貴汪プロ。

3月26日、仙台湾を訪れた大塚プロが持参したロッドの内の1本、A-トリガーカレイは、カレイ釣りに求められる高い操作性と感度を兼ね備えたカレイ専用ロッド。沖釣り専用グリップ「アクティブダブルトリガー」を装備し、この日に使用した165モデルの自重はなんと98gと、他の追随を許さない抜群の操作性を誇る。「アクティブダブルトリガー」とは、沖釣りでのロッド操作やグリップ性に重点をおいて開発された沖釣り専用のトリガーシート。沖釣りをよりアクティブに楽しむ、というコンセプトから生まれ、A-トリガーカレイを始め、同シリーズに搭載されている。加えて、98gの自重とアクティブダブルトリガーの高い操作性は、この竿の高感度を際立たせる役目も果たす。大塚プロによると「竿の自重や扱いやすさは感度にも繋がる大切な要素。A-トリガーの軽さと高い操作性が、もともと高い感度をさらに高めているんだ」

また、この日A-トリガーカレイと組み合わせたリールは、A-トリガーとコーディネイトできるホワイトカラーのスポルザ150R。ワンプッシュONクラッチを搭載し、片手でクラッチのON/OFFを切り替え可能と、竿の角度調整や底の取り直しが頻繁なカレイで重宝する。巻き取り長さは1回転あたり71cm。手返しが早まることは言うまでもない。



底荒れの食い渋りの中でも狙ってトリプル達成。軽さと高い操作性でイメージ通りの誘いを演出できる。

この日はライトホルダーとチョイ置き船べりトレイL(詳細は10頁)を使用。カレイ釣りを快適にサポート。

大塚プロはウエスト型自動膨張式ライフジャケットXF-2212を着用。上半身の動きを妨げず、より快適。

クイックハリハズシで手返しをアップ!トリプルも一瞬


シーボーグ 150Sシーボーグ 150S with BM1600 C/N

三陸を中心としたドン深なフィールドのみならず、カレイ釣りにおいても電動リールは理屈抜きに便利だ。なにしろ空巻き時の負担が軽減されるし、手巻きで釣り続けた後半戦の疲労とも縁が切れる。もちろん普通の電動リールが小突きや聞き上げといったアクションを多用するカレイ釣りに向くはずはなく、このリール「シーボーグ150S」があってこその話だが。

仙台湾や三陸のカレイ釣りにおいて最近、ベテランの方々を中心に「電動カレイ」が流行り始めている。数が釣れる仙台湾では取り込み回数の多さで、ドン深な三陸の海ではその水深で取り込みの労力と時間は結構なもの。それらの軽減に電動リールが役立つのだ。

もちろん、普通サイズの電動リールでは、手持ちでの誘いを多用する「攻めのカレイ釣り」は厳しい。昨年登場した超コンパクトな電動リール「シーボーグ150S」と、コードレスバッテリー「スーパーリチウムBMシリーズ」があってこそ。シーボーグ150SとBMシリーズのコンパクトさ、軽量さならば、十分手持ちで誘いを掛けられる。巻き上げの労力軽減か、正確な誘いを重視するかで、電動派と手巻きリール派とは意見が分かれるところではあるが、もはや片手に収まるくらいに小型化されたシーボーグ150Sならば、巻き上げの労力を軽減しつつもイメージした通りの誘いを演出できるのだ。また、仙台湾で言えば、50mから60m弱程度の深場を釣るシーズンにもシーボーグ150Sは活躍してくれる。当日のポイントは58m。シーボーグ150Sでも実釣を行った大塚プロは「このくらい深いときは、手巻きリールよりも電動の方がいいよね」と150Sの楽さ加減にニンマリ。

なお、当日使用したバッテリーは、スーパーリチウムBMシリーズに新たに加わった「BM1600」。先行モデルのBM2000に比べて50gもの驚くべき軽量化および小型化に成功した注目のNEWアイテムだ。コードレスで小型軽量なBMシリーズの自由度は、竿さばきのみならず、バッテリーの準備など電動リール特有のわずらわしさも軽減する。BM1600は容量1.6Ahながら、カレイ釣りには十分対応し、軽量なことでスペアの携行が容易な点がそれをしっかりと補う。

また、ちょっとした糸の出し入れが頻繁な船のカレイ釣りでは、沖釣り界ですっかり市民権を得た感のある「スマック機構」が非常に重宝する。当日は「アクエアカレイ小突30-180」に「S.BLADE(エスブレイド)150R」を組み合わせたタックルも使用した。「S.BLADE」は昨年11月に発売されたスマック機構搭載のNEW小型両軸リール。ギヤ比5.6のパワフル設計とPE2号-200mのワンランク大きなスプールにより、軽々と巻けてかつ遅く感じないちょうどいい巻き取りスピード設定(巻き取り長さ63cm/ハンドル1回転)。もちろん片手で糸フケを取ることのできるスマック機構で、ロッドの角度調整や底の取り直しがいちいちハンドルを巻かずに出来てしまう。そのため竿を利き腕で持ち、リールのハンドルも利き腕で巻く人にも大変便利。「スマック機構は船のカレイ釣りにピッタリ。一度使うと手放せなくなるよね。慣れたら逆の手で次のエサや仕掛け交換の準備をしながら誘えるから、手返しにかなり貢献してくれるよ」。ハンドルを握るための余計な動作がなくなり、数を釣るほどそれは積み重なって効いてくる。手返しアップにも繋がるスマック機構は、競技志向の高い本気のカレイ釣り師ほど使いこなしたい機能だ。

シーボーグ150Sを使うと空巻きが楽になるのみならず、魚の取り込みも電動でできる。深場も楽チンなのだ。写真のロッドは極鋭ゲーム165センサー。

シーボーグ150Sでもトリプル達成!




船最前線